HyperReality Human (Avatar)

弊社では、VR空間を極現実化する基盤技術として、高精度3Dモデル生成、各種AIエンジン、高度な物理演算等の技術開発を進めています。
高精度3Dアバターの生成には、弊社が独自に開発した3Dモデル生成技術(特許出願中)を実装した3Dスキャン装置 Photoreal-II を使用します。
弊社の新技術により、人間用フォトグラメトリーの通常の撮影装置に比べて 低コストなスキャンシステムで高精度3Dモデルを生成できます。

アバター表情姿勢

本人の口の動きや表情を3Dアバターの顔に反映させる技術、そして本人の身体動作を3Dアバターにシンクロさせる技術を導入し、一般的にVRで用いられているハンドコントローラによるアバター操作に比べて豊かな表現力を獲得しています。
(下の動画:姿勢推定AIを用いて身体の動作をリアルタイムでアバターに反映する技術のデモの様子)
なお、弊社の技術開発メンバーには、大学生も含まれ、長山慧氏(東工大学情報理工)や小島理人氏(立教大学数学)らが活躍しています。

< カメラを用いて身体の動作をリアルタイムでコピー(手指の動きは未実装) >



また、弊社は3Dモデルの自動変形の技術開発にも取り組んでいます。
この技術では、変形を施したい3Dモデルを、別の3Dモデルの形状に合うように変形します。
その大きな特徴は2つあり、変形前の3Dモデルの細かな構造(服の皺等)を保ちつつ変形できる点、非剛体的な変形を高速に行える点となっています。
応用として「同じ服を着た、体型の異なる3Dアバターを作ること」ができ、個々の体型に合わせて衣服の3Dモデルを作り直すコストが大幅に削減されます。
下記の画像は、1つの3Dモデルから異なる体型の3Dモデルを作成した例です。
また、「1つの3Dモデルから、それぞれ特徴を持った同種のモデルを複数作ること」等にも応用できます。

avatar_transformation